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昭和なカフェ

東京下町、向島。
うちからチャリで20分くらいのところに、戦後に遊郭があったという「鳩の街商店街」があります。いまも当時の名残のような建物が点在しているそうなのですが、そこで見つけたのがこちらのカフェ「こぐま」。
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昭和2年に建てられた民家を改装したギャラリーカフェです。ガラガラガラー、という引き戸を開けて中に入ると、もうそこは戦前の民家へタイムスリップしたかのような空間。
机とイスは、なんとも懐かしい小中学校にあったようなもの。座布団がしかれているので、お尻はいたくないのですが、リクライニングという発想が全く無いイス(皆さんも覚えてますよね?)なので、少々座り心地は・・・はい。
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昔ながらの家屋が醸し出す、なんとも言えない温かい空間。
窓際の席でアイスコーヒーと紅茶ケーキを注文。窓の外の商店街は、お年寄りや子供が行き来する普通の下町の風景。硝子戸の内は昭和初期の空間で、まるで時の流れが止まったかのような感覚。しばらく読書をしていると、振り子時計が午後4時の鐘を鳴らした。化粧室の近くの階段の上からは猫がにゃーにゃー鳴きながら僕を見下ろす。曇り硝子の向こうの明るさが、夕方を告げ始める。静かに流れるジャズ・・・。最高。

このカフェはギャラリーも兼ねているので、ちょっとしたアートの展示があるのも一興。今回はアメリカはオレゴン州ポートランドの写真が沢山展示されていた。ポートランドか・・・。あの街は何も無かったけど、素敵な所だったなーと思いを馳せてしまう。

これは良い店見つけました。
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こぐま
鳩の街商店街
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by masa-stones | 2008-11-29 18:26 | My Favorite | Comments(0)  

流行りもんは好きじゃないのに。

(今回は長いです。時間のあるときにどうぞ。)
うっかり流行りの風邪を引いてしまった。
と言うか、医師曰く、どこかで貰って来たようなのだが。
ある朝、いつものとおり朝飯をモリモリ食べて、元気よく出勤して、バリバリやったろうと思っていた、本当にいつもの朝。ところが、10時を過ぎた頃、すさまじいダルさが体中を襲いだした。それはまるで徹夜で遊び通して、ナチュラルハイも底をついて、もうベッドに入ることしか考えられなくなった渋谷の早朝のように。仕方ないから売店に行って、ファイト一発を服用するも、今度は身体の節々が痛みだし、顔がぽっぽぽっぽし始める・・・。
ありゃー、こりゃー熱がある・・・!

頑張れば1日仕事しても平気そうな気配だったけど、自分の本能が帰った方が無難と言っているような気がして(いま思えば)、上司の言葉に甘えて、午後半休を貰った。
最初はユンケル飲んで、ポカリを傍らに置いて、加湿器をボーボー炊いて、暖房&湯たんぽを使って半日寝れば、すぐ治るだろう・・・、と思える程度の熱だった。だって、喉も痛くないし、鼻もスースーしているし。ちょっと頭が痛い位で。

ところが、ベッドに入って数時間、明るい部屋と、職場のテンションを引きずっている状態で、なかなか寝付けないでいると・・・。だんだん、頭痛が激しく、熱が高くなり、身体の節々は激痛に代わり、息はぜえぜえと上がる・・・、それこそベッドをのたうち回る状態に・・・。
でも、これは風邪とはちょっと違うなー?やっぱり疲れが溜ってたのが爆発したかなー?
・・・しかし辛い、とにかく辛い。余りの苦しさに、鎮痛剤を服用し、ようやく朝まで寝ることが出来た。

朝起きると、とりあえず熱は下がっていた。頭痛は続いていたが、とにかく熱は下がったようだ。喉は痛くない、鼻もスースー。これなら大丈夫かな・・・、でもどうせなら午前休を貰ってもう一休みした方が良いかも。そして午前中をのんびり過ごしていると・・・、また頭痛が激しくなり、熱が高くなっていき、昨日とあまり変わらない状態に。こりゃ駄目だ。

そこで仕方なく、1日休みに切替え、病院へ行った。
そしたら、「流行りのお腹の風邪です」とのこと。腸に細菌が入り、炎症を起こしている。この風邪は急激に高熱を発してそれが一両日続き、その後は嘔吐か下痢が続くという症状なのだそうだ。インフルほどじゃないけど、感染力は結構強いらしい。
とにかく原因がはっきりした。良かった、とりあえずインフルじゃなかった。
「インフルだったら、こんなもんじゃないですよ」とのこと。
こちらの先生は、私と同じく腰に持病を抱えている方で、ちょっと雑談が続いた。手術を受けろと何度も同僚とかに勧められるらしいが、ずっと断っているのだとか。理由は「注射が痛いのがイヤなんです」「・・・おいおい、俺の診察の前に、少年に注射をして、すぐ終わるよー、なんて言ってたのはセンセでしょ(汗)」

家に帰って、薬を飲み、再びベッドへ。
寝る、とにかく寝る。薬が効いたのか、少しずつ楽になっていく。そして仕事上がりの相方さんが、わざわざ食料の差し入れを持って来てくれる・・・。ありがたい、一人暮らしのときにこういうのは本当に嬉しいものです。忙しいのに・・、大感謝。

風邪3日目。
今日はもう静養と称して、最初から休むつもりでいた。風邪を皆に伝染しても悪いし。上司には申し訳ないけど・・・。でもわりと調子が上向いていたので、自宅で処理出来る仕事を午前中にちゃっちゃと片付けた。少し散歩に出る余裕もあった。恐れていた嘔吐や下痢の症状は出ず。抗生物質と整腸剤が効いているようだ。風邪ひいて医者に行くことなんて、子供のとき以来かもしれない。でも、今回は行って良かった。
そして・・・、夜には元気が出て来過ぎてしまって、なかなか寝付けず。。

風邪4日目。
やっと出勤。とにかく同僚達に平謝り。ぺこりぺこり。メールのチェック、留守時の仕事の進捗確認と引継ぎ、机上の書類の処理、次から次へと舞い込む情報とそのアップデートにてんてこ舞いするも、この日のワタシはだいぶ元通りだったので、むしろ楽しい位だった。あー良かった。でも昼飯は、お腹のためにお茶漬け・・・。出来ればハンバーグとか、がっつり食いたいのに。横でモリモリ弁当を食べる同僚にジェラシー(泣)。

この日の夕飯も、頭に浮かんだのは、うどん。とりあえず自己防衛本能か。だけど、少し残業してしまったので、地元のうどん屋は全てClosed! Oh, my god!
しかたなしに・・・、いや本当にしかたなしに、ラーメン屋に入った。さすがに復帰第一戦で、定食屋でがっつり・・は自殺行為だ。そこで一番お腹に優しそうな、シンプルなつけ麺を選んだ・・・、それとご飯も・・・いや、試しに・・。

しかし!出て来たつけ麺のひどいこと。にがく感じるほど、タレがしょっぱかった。あまり強い塩分はお腹に良くない・・・ハズ。でも仕方ない、うどんを食べるにしてもカップはやだし、駅まで戻って立ち食いも切なかった。仕方ない。
結局20分近くかけて、ゆっくり食べた・・・ら!全部食えてしまった!わーお、味はノーコメントだが、完食したことに感動!俺、復活間近じゃん。

そんな風邪奮闘記でした。お腹の風邪は感染力が強いそうです。気をつけましょう!
・・・つまらない日記を辛抱強く読んで頂いて感謝です。
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by masa-stones | 2008-11-20 22:09 | 日常に語る | Comments(2)  

1000年のときを経て

いま、僕たちの手元にある、源氏物語。
今年は、源氏物語が世に出て1000年と言われる節目の年なんですってね。
ご存知、源氏物語は、平安時代に紫式部によって著わされたと言われている、日本を代表する長編小説ですねー。世界各国の言語にも翻訳され、世界的にも大変有名な小説です。でも、原書は存在せず、少し時代を下った頃に作成された写本等が幾つも存在するようで、紫式部が著わした原文の源氏物語を読むことは、事実上不可能だそうです。
まあ、仕方が無いことでしょうね。1000年も前の昔の小説ですし、印刷技術が無かった時代ですから、これを複製する為には、結局人の手で作成せざるを得ず、そうなると写本を行っている人が間違えたり、ときたま言葉を代えてしまったり、そう言うことは当然起きて然るべきですもんね。

それはそれとして。

この物語が我が国で1000年も読み継がれてきた。それって実に凄いことだと思いまして、ちょっと手に取ってみようかと考え中。1000年読み継がれた物語ってそうそうあるもんじゃないし、それが手に取ろうと思えば、本屋にごろごろあると言う状況。うーん、しかし相手は古典。相当手強いハズ。。。

という訳で、かなーり、かなーり読みやすいものから、この源氏物語の世界に飛び込んでみようかと思い立ちやした。もちろん読むのは現代語訳版。それで良いのさ。楽しくなければ読み続けられないし。僕は学者じゃないし。
「あさきゆめみし」は途中まで読んだ!そして活字でダイジェスト版も読んだ!
いよいよ、この次は、源氏物語全54帖に手を伸ばしてみるかー。
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by masa-stones | 2008-11-16 19:40 | 日常に語る | Comments(0)  

Again... 諏訪湖

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そして再び諏訪湖でございます。
もう少し旅行記にお付き合い下さい・・・。

この諏訪湖、冬になると湖面がすっかり凍ってしまうことは割と有名ですよね。長野方面にスノボーに行くとき、この諏訪湖沿いを中央自動車道が通っているため、カチコチになっている諏訪湖を眺めたことがあるって方は結構いるのでは??
そして、この凍った湖面が、時として氷が折り重なるようにしてせり上がる現象が見られます。これが有名な「御御渡り」というもので、諏訪大社上社の男神が、諏訪湖を通って、下社の女神に会いに行った、足跡であるという言い伝えがあるそうです。
昔の人は、なかなか素敵なことを思いつくものですよねー(え?実話かもしれない?・・・失礼しました)。

それと、この諏訪湖には、かの武田信玄の遺体が眠っているという伝説があります。昔々、私がコドモだった頃、諏訪湖の湖底に大きな菱形(武田家の家紋)の物体がレーダーに反応したと報道され、にわかに周囲がざわついたのを覚えています。当時私も含め、仲間内では戦国武将がやけに流行ってたせいなんですけど、やっぱロマンがありますよねー。
どうやらその物体は、人工物とかではなく、湖底の形状がレーダーにかかったようなのですが、それでも自然に出来た湖底の形状が、菱形ってのも、なんか不可思議ですよねー。

Anyway, 湖面を渡る風は清々しく、気持ちの良い湖でした。白鳥型の遊覧船に乗るのもオススメです。デッキは少し寒いけど、湖面が近くて迫力がありますよ。
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by masa-stones | 2008-11-07 00:52 | 旅情編 | Comments(0)  

良い場所め〜っけ!

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聖路加ガーデンのてっぺんにある展望室から眺めた、秋の東京の夕暮れです。
無料の展望室なだけに、360度丸ごと眺めることは出来ないというオチがついているのですが、これだけの眺望なら、全然有りですよねー。ちなみにこの日は、富士山の頂上からやや右斜め下部分に陽が落ちるという偶然に恵まれました。そのため、たっくさんのカメラを抱えたお父さん達が、ベストショットを撮るべく熱を上げてました!
人の良さそうなお父さんの一人は、僕らに夕焼けについて楽しそうに語ってくれました。

おまけに、この日は展望室横のオープンデッキ(要するに屋上)では、なんと結婚式まで開催!!
素晴らしい夜景の横では、幸せいっぱいのカップルが祝福を受けていました。夜景を見たらいいのか、隣の結婚式を見たらいいのか、キョロキョロしてしまうのでありましたー。

チャリでも軽くいけてしまう立地!
今度もカメラを忍ばせて、ふらっと行ってみようかな。
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by masa-stones | 2008-11-05 00:38 | 場所に語る | Comments(0)  

明け方のカラス

明け方にカラスが鳴いているのを聞くと、子供の頃住んでいた町を思い出す。
少しずつ白みゆく町を、夜が終わっていくさまを、カーテンの隙間から眺めるのが好きだった。まだ町が汚れていないような気がする、そんな時間帯。

いまの町に住むようになってから、再び明け方にカラスの鳴き声を聞くようになった。この町を以前出たのは17年前のこと。地域は違うけれど、大きな括りで言えば、僕は自分の生まれ育った「町」に戻ってきた。

そして。

たまにカラスの声を明け方に聞くと、なんだか懐かしい気持ちになる。

子供の頃がフラッシュバックする瞬間。
僕のそれは、こんなのです。
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by masa-stones | 2008-11-03 00:56 | 日常に語る | Comments(0)  

秋の諏訪路へ

とても天気が良い日。信州は諏訪へ向かいました。
諏訪ってマイナーなんですかねー?。なんか色んな方々に、「長野に行くのに、なんで諏訪??」と言われました・・・。えー、そんなにマイナーかなー。結構良いところだと思うんだけど。。

諏訪と言えば、諏訪湖、諏訪大社、そして下諏訪は甲州道中と中山道が交差する宿場町。中山道中では唯一温泉がある宿場町だったそうですよ。
まずは上諏訪にある、諏訪大社上社本宮を訪れました。
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諏訪大社は4つの宮がありまして、諏訪湖の南に、上社本宮、前宮。北に下社春宮と秋宮があります。同社は御柱祭で有名ですが、各宮にはその御神域を囲むように、この御柱が四方隅に立てられております。面白いですよねー。
c0150209_0131627.jpgこの諏訪大社は、その起源がはっきりとしないそうなのですが、日本でも最古級の長い歴史を持つ神社なのだそうです。そして他の神社と異なる点も多い、謎の多い神社なのだとか。ふーむ。
諏訪大社では、上社・下社共に建御名方命(タケミナカタノミコト)と八坂刀売命(ヤサカトメノミコト)が祀られておりますが、この建御名方命は、出雲大社の神様である大国主命の子です。
神話によると、天孫降臨に先立ち、武甕槌命(タケミカズチノミコト)が、出雲を支配していた大国主命に国譲りするように迫ったという。これに対して、大国主の長男である建御名方命が、国譲りに反対し、武甕槌命と相撲をしたが負けてしまいました。そこで建御名方命は諏訪まで逃れ、諏訪土着の神を征討し王国を築いたというのです。
諏訪大社の起源は、この神話から伺えるのだとか。

ちなみに、タケミカズチノミコトとは、茨城の鹿島神宮の神様ですね。
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こちらの写真は、下社秋宮の神楽殿。
とにかくひと際目を惹くのが、この大きなしめ縄。あー、このしめ縄、どこかで見覚えがあると思えば、そう言えば、出雲大社とそっくりですよね。
となると、つまり諏訪大社と出雲大社は、やはり共通点があると言うこと。神話であるとおり、諏訪の神様は、出雲の神様の子供なので、遥か大昔から出雲文化の影響が、ここ諏訪まで及んでいたと言えるのでは???
国譲りの神話は、天皇家祖先が古代日本を統一していく過程において、全く別の文化を持つ勢力が国内(恐らく出雲)にあり、その勢力とぶつかり合ったことを示唆しているのだと言えるかもしれません。結果天皇家の勢力に屈した出雲勢のうち、敗走した実力者が、ここ諏訪の地まで逃れて、独自の文化を育んだ結果が、諏訪大社という形を生んだのでは?
そんなことを考えると、とっても面白いし、日本神話も全くの夢物語ではなく、かなりの事実を含んだものなのかなという気がして、興味が尽きません。
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by masa-stones | 2008-11-01 01:04 | 旅情編 | Comments(2)