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いざこと問はむ都鳥

今日も愛車(チャリ)に乗っかって、浅草方面へ。
せっかくなので、どこかで静かに本でも読める場所はないかいな。と思いつつチャリを隅田川沿いに北へ走らせ、言問橋をアンダーパスでくぐり、桜橋を左手に見ながら爽快に走る。

・・・と、そこにあったのが、「言問団子」の店。
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うーん、こりゃちょうど良いや。ここで団子をシバキながら、のんびり本でも読みますか。そこで団子を注文(と言うより、席に座るとすぐにオートマティカリーに出て来た)。綺麗な三色で登場です。
いざこと問はむ都鳥_c0150209_1744647.jpg
これはそれぞれ、小豆餡、白餡、そして何と味噌餡!の3構成。串には刺さっておらず、このままパクリと食べる訳です。口に入れると、これがもっちもちで、うま〜い。中身が餅みたいになっているのがポイントで、まさにストライクで私好みでありました。
ゆっくり本を読もうと思ったのに、パクパクと団子をシバイてしまったので、あんまりゆっくり出来ず・・・。ま、いいさ。

そう言えば、言問通りや言問橋って、僕にはすごく馴染みのある名前なんだけど、この「言問」って何だか由来がありそうな響き。ふーむ?
ちょっと調べてみると、これは在原業平が詠んだ、次の歌が由来のようですよ。

名にし負はば いざこと問はむ都鳥 わが思う人は ありやなしやと

これは有名ですよね。確か中学だか高校だかの授業で、この歌の情景について教わった覚えがあります。でも、実際に業平がこの歌を詠んだのは、どうやらもう少し川上の、白鬚橋あたりなんだとか。こんな歌を橋や通りの名前にしてしまうなんて、何ともオシャレだと思いませんか?
そう言えば、言問団子のお店のお皿とか、看板に「鳥」がデザインされていたのは、つまりは「都鳥」って事だったんですねー。納得。
そして帰りは、そんな言問橋を見ながらチャリで南下。重厚で立派な橋ですが、あんまり絵にはならない・・・かなー。
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by masa-stones | 2008-06-08 17:22 | 場所に語る | Comments(0)  

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