New Zealand 旅行記 その5
タウポで迎える朝。ここでシーフードチャウダーを注文したところ、スープを温める、と言われて待たされること10分。結構長かった。 その間、地元のおばちゃん、お姉さん、警備員のおっさん、とが出入り。 いい感じに枯れている警備員のおっさんは、手慣れた感じでミンスパイを摑んで、レジに並んでいた。その様子を見ていて、自分の日本の人生と、この人のNZでの人生の、決して交わることの無いであろうお互いの生活のことを思った。この人が朝飯を食べているこの時間に、3時間遅れの日本で自分はベッドから抜け出して出勤の支度をしている。こんなに近くに僕らはいるけど、互いに存在しないも同然なんだというのが面白いし、お互いを囲んでいる世界は、似ているようでまるで別世界・・・。そんなことを考えていたら、スープが温まったって呼ばれた。あーあ、パンが付いてきた。ミンスパイ買っちゃったよ。 そうだよね、スープにはパンが付くんだよね。NYだとクラッカーなんだけどな。朝からこんなに食べられん。
朝食後、タウポ湖を散策&子供を放牧。 静かな湖面の遥か前方に浮かぶ島・・・。あれ、本当に浮かんでる。 なんと蜃気楼です。島が楕円形になってしまい、さながら目のような形になっていました。まるで、ロードオブザリングのサウロんの目のようで、子供が面白半分で怖がっていました。 この島以外にも、湖面の遥かさきに不思議な物体が浮いていたりして、思いがけず蜃気楼が見えて面白かったですよ。 この後は、わずかな時間を活用して、子供を公園で遊ばせ、一方でスーパーに行ってお土産を買ったり。
実はちょっと焦っていたのは、12時にアラティアティアのダムが放流するのを見たかったからでした。 用事を済ませ、昼飯を調達して、カーナビをセット。アラティ・・と入力したら予測表示でアラティアティアと出たのでセット。 そしたら、若干違う場所に導かれてしまって、やり直し。すでに12時を10分ほど過ぎて、ようやくダムへつきました。 すでに放流してしまっていましたが、その激流の凄まじさは、なかなかのもの。ぜひ、使用前を見たかった。 でも、ダムが閉じられると、激流が見る見るうちに静まり返っていったのは面白かった。 その後、車で2時間。ワイトモまで移動。 ご存知ワイトモケーブです。ツチボタルの住む洞窟のツアーです。 残念ながら写真はNGだったのですが、まるで「天空の城ラピュタ」の飛行石のように、神秘的な青い光が洞窟で静かに輝いていました。 洞窟を降りていくと、地底湖・・・というよりは、地底川?があり、そこからガイドが縄を伝ってボートを移動させます。ボートから眺める天井は、まるで星空のような青い光で満ちていました。 そして、子供が少し騒ぐと、ガイドに静かに!と注意されてしまいました・・・。ごめん。 洞窟を抜けたところが、上の写真。 意外と川の水は白濁していましたが、石灰岩の洞窟なので、こんなもんですかね。 やはりこの洞窟でも、自分の現実とこの洞窟とが、断絶と言ってもいいほど隔てられた世界なのだと考えさせられました。逆にいえば、世界は広い。自分のおかれた世界なんて、本当にちっぽけなんだなと、頭では知っているつもりのことを、肌身に感じた瞬間でしたね。 こういうことを改めて感じさせてくれるのが、海外旅行の素晴らしいところなんだな。
NZ旅行。 短かったけど、友達のおかげもあって、楽しかったです。 でも、いかんせん物価が高い。 どんどん恐ろしいほど出費してしまうのが、この国の難点だな。
楽しかったNZ滞在もこの日でおしまい。
サーマルパーク系はもういいや的な我々がいるのが、タウポ(汗)。
取りあえず、何はともあれ腹ごしらえ。
ダウンタウンにある「Fast & Fresh Bakery Cafe」で、各種パンを購入してお持ち帰り。
by masa-stones | 2018-08-08 23:42 | 旅情編 | Comments(0)