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仄暗い部屋の隅から

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体調崩して4日目。
医者に無理するなと注意され出勤を見送った。
我が家の玄関の脇に位置する自分の部屋で、横になっていると、昼間はほとんど何も音がしない静けさに包まれている。しかも、ブラインドを下ろしているので、雨天の今日は仄暗い。

特に何があったわけではないが、寝込んでいた3日間(一回出勤後早退)の内に、不思議なことが二回あった。
一つは、我が家の玄関口に人の気配がし、どうもドアノブあたりをさすっているような音。まだ16時過ぎの頃合いの日曜日。どこかの子供が家を間違えたのか?
息をひそめるような人の気配、ドアノブあたりをさするはっきりとした音、そして進捗しない事態。
しばらく耳をそばだてていた僕が玄関に行くと、二つの鍵のうち、一つがまだ施錠されてなかった。僕は、しっかり音を立てて施錠をした。覗き穴を見たくもあったが、運悪く自分は寝巻きの上に、玄関には子供の自転車(お世辞にも綺麗ではない)が鎮座しており、こいつをかき分けないと覗けない。めんどくさいので、覗くのはやめた。
その後何も音はせず、気配も消えた。
これが一つ。

二つ目。
何やら足音が我が家に近づいてきた。
トコ、トコ、トコ、→足音止まる
足音が止まったので、次はドアがバタン、って音がしたりするのかなと思って待っていたが、何も音がしない。
次のアクションが、音の面で一切分からなかった。
そこまでコツコツと足音響かせてた人が、ドアを静かに開け閉めし、摺り足で中へ入っていったのか?
足音の主は、我が家の数歩手前で忽然とその存在を消し去った。

と、大したことない出来事をクローズアップしてしまうほど、安静にしてることは退屈であった。

そして、子供達が帰ってくると、死に絶えたように静かだった我が家が蘇る。
ほんと、子供の生命力って、凄い。


by masa-stones | 2018-06-20 17:38 | 日常に語る | Comments(0)  

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