アジカンライブ@幕張メッセ
Asian Kung-fu Generation、結成20周年記念ツアー。ここ地元幕張メッセを皮切りのツアーでした。なんと驚きの3時間ライブ。一瞬、インターミッションがあったような(無かったような)感じで、ほとんどぶっ通しの、怒濤の演奏でした。第1部は、アジカンの超スタンダードナンバーの目白押し、第2部はソルファを全曲演奏、そして第3部はゴッチのアコギ弾き語り、喜多さんリードボーカル、メンバー全員にストリングスが加わる仕上げの、3パートに分かれてのものでお腹いっぱいの3時間でした。
もう、結成20年なんですね。僕が知ったのは2004年のこと。それより8年も前から活動をしていたってことか。
僕にとってのアジカンは、(言うのも恥ずかしいが)人生の青春Part 2を彩った楽曲だ。ハイティーンから就職したての頃がPart 1。この頃の僕は、The Beatles、The Beach Boys, Oasisとか、50〜60年代の古いロックやポップスを聴いてばかりいた。僕の人生が広がっていった時期と重なる。全然時代は違うけど、50年代のアメリカン・オールディーズのナンバーを聴くと、それは僕にとってノスタルジックな雰囲気がただよってくる音楽になっていった。そして20代半ばから30歳前後がPart2。この頃こそ、僕はアジカンを、それこそよく聴いたものだ。2004年ってのは、僕が社会人としてぐっと成長する機会に恵まれたし、2005年から2007年までのNYでの生活は、人生における挑戦の毎日だった。そんな時に心の支えだったのがアジカンだった。マンハッタンの6番街をスーツを着込んで出勤する時も、ダウンタウンへ遊びに出掛ける時も、飛行機で出張する時も、実によく聴いた。その頃聴いてた曲は、いまでも当時のことを思い出させてくれたりする。
そして今日。ライブは楽しかったけど、Standardが流れたときは、少し涙が滲んだ。直接演奏を聴けることが嬉しかったのはあるけど、この曲は僕がちょっとした苦難に直面して、けっこうしんどかったときに、気分転換に聴いてた曲だった。無心で聴いてたっけ、喜多さんの奏でるギターの音を耳で追いかけながら・・・。この曲には救われたってことなんだろう。そういえば、今日「夜の向こう」の演奏になったときも、少し涙が滲んだ。でも、それがStandardのそれとは違った。「夜の向こう」は、僕にとっては明るい2004年の頃の曲だから、懐かしい思いが高まったからなんだろうと思う。
やっぱ、No life, No musicっす。
いやいや、No life, No AKGだな。
by masa-stones
| 2016-12-18 01:30
| 音楽に語る
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