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春はあけぼの・・・

川の字になって眠る我が家。

息子は相変わらず夜通しは眠れず、一晩に何度か起きるのが常。
息子は夜中に起きると、寝ぼけてベッドの上を徘徊しようとし、夜な夜なベッドから落っこちるのではないかという心配をしていた。
このことは、先だってこのブログでも書いたとおり。

そこで、ちょっとかわいそうだけど、ベッドの脇の床に息子用の布団をしき、息子だけそこに寝かせるようにした。
当然ながら効果は覿面で、彼が寝ぼけて徘徊したとしてもベッドから落っこちる心配はなく、また寝室には、触って危険な家具も殆ど無いため、我ら親チームは、安心して熟睡(?)出来るようになった。

とはいえ、息子が寝ぼけて徘徊することについては変わりなく、泣き出すと自分で起き上がって、蒲団の上で座り込んでいたり、ベッドに這い上がろうとしたり、ベッドの周りを伝うように歩いたりする。

そんな今朝4時過ぎ、泣き声が聞こえて目を覚ました。
すると息子は、ベッドを伝い歩きしながら、息子の蒲団が敷いてある側とは逆サイドに寝ている僕の所まで泣きながら寄って来た。妻いわく「きっと、さびしいんだよ」とのこと。

涙を眼に浮かべて近寄って来た息子を、抱きかかえベッドの上に上げてあげた。まずは僕のおなかの上にうつ伏せで寝かせてみる。息子は結構これが好きで、もっと小さかった頃から、よく僕のおなかの上で寝ていたのだ。
今回はそれほどお気に召さなかったようで、イヤイヤって感じだったので、妻と僕との間に、寝かせて、添い寝をする事にした。
するとグズグズしてはいたものの、息子は落ち着いた様子。
目を開けて息子を眺めると、ちょうど息子と目があった。僕はにこっと笑顔を見せたけど、息子は笑顔で応じず、ただ僕の事をじっと見ていた。
すっかり落ち着いた様子だった。
さびしかったのか、そう思うと、息子がたまらなく愛しく感じられる。
そしていつの間にか、家族三人で眠りに就いた。

1時間後、目ざましがなると同時に、僕は目を覚ました。
横で眠る息子はかなり僕の方に寄って来ていて、僕はベッドの端すれすれの位置で、横向きに寝ていた。10分後に、もう一度目覚ましが鳴るので、本当ならあと10分うたた寝をするところなのだが、言わばベッドの上には土地が無く、ゆっくり眠れそうにない。仕方なくベッドを下り、息子がベッドから落ちないように枕で防波堤を設けて、床に敷いてある息子の布団で、あと10分だけの眠りを貪った。

息子にベッドから追い出されて、息子用の蒲団で眠る親父。
春はあけぼの。
明け方の攻防戦は、親父の負けでした。

by masa-stones | 2012-03-29 22:54 | 日常に語る | Comments(0)  

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