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秋の諏訪路へ

とても天気が良い日。信州は諏訪へ向かいました。
諏訪ってマイナーなんですかねー?。なんか色んな方々に、「長野に行くのに、なんで諏訪??」と言われました・・・。えー、そんなにマイナーかなー。結構良いところだと思うんだけど。。

諏訪と言えば、諏訪湖、諏訪大社、そして下諏訪は甲州道中と中山道が交差する宿場町。中山道中では唯一温泉がある宿場町だったそうですよ。
まずは上諏訪にある、諏訪大社上社本宮を訪れました。
秋の諏訪路へ_c0150209_033967.jpg

諏訪大社は4つの宮がありまして、諏訪湖の南に、上社本宮、前宮。北に下社春宮と秋宮があります。同社は御柱祭で有名ですが、各宮にはその御神域を囲むように、この御柱が四方隅に立てられております。面白いですよねー。
秋の諏訪路へ_c0150209_0131627.jpgこの諏訪大社は、その起源がはっきりとしないそうなのですが、日本でも最古級の長い歴史を持つ神社なのだそうです。そして他の神社と異なる点も多い、謎の多い神社なのだとか。ふーむ。
諏訪大社では、上社・下社共に建御名方命(タケミナカタノミコト)と八坂刀売命(ヤサカトメノミコト)が祀られておりますが、この建御名方命は、出雲大社の神様である大国主命の子です。
神話によると、天孫降臨に先立ち、武甕槌命(タケミカズチノミコト)が、出雲を支配していた大国主命に国譲りするように迫ったという。これに対して、大国主の長男である建御名方命が、国譲りに反対し、武甕槌命と相撲をしたが負けてしまいました。そこで建御名方命は諏訪まで逃れ、諏訪土着の神を征討し王国を築いたというのです。
諏訪大社の起源は、この神話から伺えるのだとか。

ちなみに、タケミカズチノミコトとは、茨城の鹿島神宮の神様ですね。
秋の諏訪路へ_c0150209_036528.jpg

こちらの写真は、下社秋宮の神楽殿。
とにかくひと際目を惹くのが、この大きなしめ縄。あー、このしめ縄、どこかで見覚えがあると思えば、そう言えば、出雲大社とそっくりですよね。
となると、つまり諏訪大社と出雲大社は、やはり共通点があると言うこと。神話であるとおり、諏訪の神様は、出雲の神様の子供なので、遥か大昔から出雲文化の影響が、ここ諏訪まで及んでいたと言えるのでは???
国譲りの神話は、天皇家祖先が古代日本を統一していく過程において、全く別の文化を持つ勢力が国内(恐らく出雲)にあり、その勢力とぶつかり合ったことを示唆しているのだと言えるかもしれません。結果天皇家の勢力に屈した出雲勢のうち、敗走した実力者が、ここ諏訪の地まで逃れて、独自の文化を育んだ結果が、諏訪大社という形を生んだのでは?
そんなことを考えると、とっても面白いし、日本神話も全くの夢物語ではなく、かなりの事実を含んだものなのかなという気がして、興味が尽きません。

by masa-stones | 2008-11-01 01:04 | 旅情編 | Comments(2)  

Commented by jinchoukan at 2009-02-16 03:31
はじめまして、jinchoukanと申します。
最近ブログを始めまして、諏訪大社で検索したところこのブログにきました。

諏訪にいらしていたようですね、私は諏訪の隣街 茅野市 にすんでいます。
私も、諏訪大社お気に入りです。
史跡や歴史が好きなので、地方にいった時にはかならず史跡をさがしてしまいますw

茅野市もとても良い場所ですので、また信州(神州)にお越しの際は、諏訪大社上社前宮・本宮にも是非いらして下さい。

Commented by masa-stones at 2009-02-16 22:21
はじめまして、コメントありがとうございます。
諏訪大社上社、前宮・本宮、共に参拝させていただいたんですよ。諏訪大社の四社、全てとても趣があって、それぞれに個性があって素敵でした。

茅野市は、上社に詣でた際におじゃましただけでしたが、今度はもっとゆっくり滞在してみたいものですね。

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