ある日、ムスメの学校の連絡帳にこんなことが書かれていた。
「逆上がり出来るように頑張ります」
これを見て、「お!」と思った。
ムスメの小さな決意が、しっかりと書かれていたからだ。
すると、その後から、ムスメは学校で練習に励んでいる様子がうかがえた。
ある日、二人で一緒に公園に出かけ、ムスメはタオルを使って逆上がりの練習をした。
タオルを使うと出来るが、やはりタオルがないと難しい様子。
それでも、蹴り上げた足は、結構高く上がる。なかなかいい線行っていた。でも、この日は成功には至らず。。
その後、学校で練習している話をあまり聞かなくなり、このままブームが過ぎ去るのを惜しく感じていた。
ところがある夜、妻からムスメが逆上がりの練習をして、手のひらにマメが出来ているのを発見。2人で「わーっ」となり、頑張っているムスメを愛おしく思った。
こうなると、何とか成功させてあげたい!
なので、再び娘を誘い、休日の朝早くから二人で公園に出かけた。以前よりも足が高く上がり、足と鉄棒の距離も近く、かなりいい感じになっていた。ちゃんと練習の成果が出てる!
何かいいアドバイスは出来ないかとググって、
①蹴り上げる足と反対の軸足の踏み込む位置を、鉄棒の真下あたりにすること。
②肘を伸ばさずなるべく曲げて、体に鉄棒を引きつけること。
③自分のおへそを見続けること(=あごを引くこと)。
の三つを娘に伝えた。
すると、蹴り上げた足が鉄棒を回転軸として真上まで上がるようになり、あともう一息!のところまで行った。
しかし、手のひらのマメの皮が向けてしまったので、ここで練習はおしまい。「朝だと周りに子供達がいないからいいな♪」と娘。出来ないで頑張っている姿は、あまり見られたくないみたい。
そして一週間後、娘から「逆上がりできたー!五回も成功したー!」らとの報告が。。
いやー、マジで嬉しい。
自分で決意して、頑張り続けて、成功したムスメを思い切り褒めたワタシ。その気になりさえすれば、何だって出来るんだってこと、この小さな成功体験で自信に繋げて欲しいな。